目が大きく見えたり、一重まぶたや二重まぶたは遺伝によって決まります。

目の大きさは遺伝する?

目が小さい事をコンプレックスに感じている方は結構多いのではないでしょうか?中には大きな目に憧れてカラーコンタクトを使用している方も多いのではないでしょうか?

 

4人家族のイラスト

もしかしたら自分が目が小さいのは遺伝なのでは?と考えたことはありませんか?父親や母親と目の形がそっくりだから、目が小さいのが自分の子供にも遺伝してしまうのでは・・・と思う方も多いかと思います。
さて、目の大きさは遺伝するものなのでしょうか?

 

 

日本人の黒目の大きさはほぼ一緒

黒目のイメージ

実は日本人の黒目の大きさは皆11~12mmの間で、大人であっても子供であっても、男性でも女性でもほぼ一緒です。要するに目の大きさは皆一緒なのです。
ですから遺伝、というよりも人種的にそういったつくりである、というほうが正しいのかも知れません。

 

しかもこの黒目のサイズ、世界の人々と比べても大きいサイズであることも判明しています。
ではなぜ人によって目の大きさに違いがあるように見えるのでしょう?

 

それは目の大きさがまぶたの筋力と関係している為です。
まぶたの周りの筋肉は眼輪筋というのですが、この筋肉はドーナツのように目の周りを囲むようになっています。
この筋力がもともと強い人はまぶたを開ける力が強い人は目が大きく見え、筋力が弱い人はまぶたをあける力が弱いため目が小さく見えるのです。
また、顔の大きさ、頭蓋骨の骨格の大きさなどによっても目の大きさが変わってきます。

 

 

一重や二重は遺伝する?

目が大きく見えたり一重や二重は遺伝によって決まります。事実、親や兄弟と目元がそっくりな人って多いですよね。
ではどのように遺伝するのでしょう?
遺伝の確率は血液型と同じです。中学校などで血液型の遺伝の仕方を教わった方が多いかと思いますが、ここでさらっとおさらいです。

 

血液型はA型はAAかAO、B型はBBかBO、O型はOO、AB型はABの6パターンに分かれます。例えば父親がAO型、母親がBO型だとしましょう。
すると生まれた子供はAO、AB、BO、OOの4パターンのいずれかになる、という感じですね。
目の遺伝も同様です。一重は劣性遺伝子、二重は優性遺伝子とがなり、血液型の遺伝のように複数の組み合わせによって目の形が決まります。

 

しかし、中には二重であっても劣勢遺伝子をもっていたり、逆に一重であっても優勢遺伝子をもっていることもあります。
ですから両親が一重であっても実は優性遺伝子を両親とも持っていて、子供が二重になる、という確率も0ではありません。そのため両親よりも親戚に似ている、なんてこともありえるわけです。
また、子供であれば成長していくにつれ、一重が二重になったり、逆に二重が一重になることも考えられます。

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